成田山新勝寺本堂めぐりコース
「①〜④の各名称」をタップすると説明ページに移動します。
①大本堂
大本堂は成田山新勝寺の御本尊・不動明王が安置されているお堂です。
堂内には、弘法大師空海作と伝えられている御本尊を中心に脇侍の矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒迦童子(せいたかどうじ)が、左右には四大明王(降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)や平成大曼荼羅などが安置されています。
②釈迦堂
仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
お堂は総檜造で、周囲の壁には仏師の松本良山が彫った五百羅漢の浮き彫り、12枚の扉には彫物大工の島村俊表が彫った二十四孝(中国の古典に登場する24人の親孝行の人物)の浮き彫りがあります。
③光明堂
光明堂は釈迦堂が建てられるまで、新勝寺の本堂でした。お堂を建てたのは、照範上人です。1701年にこのお堂が本堂として完成したのを皮切りに、新勝寺が隆盛の時代をむかえます。
江戸中期の密教寺院の貴重な遺構として釈迦堂、三重塔、仁王門、額堂とともに国の重要文化財に指定されています。
堂内には大日如来、愛染明王、不動明王が安置されています。
④薬師堂
このお堂は成田駅から新勝寺まで続く参道の途中にあります。1655年に本堂として建てられたもので、新勝寺の数ある建物の中でも最古のお堂になります。
水戸黄門として知られる徳川光圀や初代市川團十郎は、このお堂で御本尊を拝しました。光明堂が本堂として建てられた時に現在の場所に移築され薬師堂と名前を変えました。堂内には薬師三尊が安置されています。 開基1080年祭大開帳の記念事業として境内整備と堂宇の修復が行われ、2013年5月に落慶しました。