成田山新勝寺案内図 | 成田山新勝寺めぐり

成田山新勝寺案内図

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成田山新勝寺案内図

「①〜⑮の各名称」をタップすると説明ページに移動します。

①成田山総門

高さ15メートル、総欅造の荘厳な楼門は境内と俗世間とを区切る結界です。開基1070年記念事業として2008年に建てられました。蟇股という欄間にあたる部分には十二支の木彫刻が施されています。

また、楼上には八体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。成田山の表玄関として、多くのご参詣者をお迎えしております。

②仁王門(重要文化財)

総門をくぐり、石段を登った所に仁王門は建っています。現在の総門が建てられる前まではこの仁王門が参詣者を迎える門としての役割を果たしてきました。

門の左右には境内に悪きものが入らないように見張る仁王尊(広目天、多聞天)が安置されています。中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるものです。

⓷大本堂

大本堂は成田山新勝寺の御本尊・不動明王が安置されているお堂です。

堂内には、弘法大師空海作と伝えられている御本尊を中心に脇侍の矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒迦童子(せいたかどうじ)が、左右には四大明王(降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)や平成大曼荼羅などが安置されています。

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④三重塔(重要文化財)

大本堂と好対照を成しているのが豪華絢爛な三重塔です。これほどの色彩豊かな塔は珍しく、新勝寺のシンボルタワーとなっています。

豊かな装飾性の見どころは、軒下の一枚垂木で、雲水紋が彫り込まれ極彩色で彩られています。その下の尾垂木と呼ばれる飛び出した部分には、龍や麒麟、漠が彫られています。

⑤一切経堂

仏教の教えが記されたお経は、仏様が説教された「経」「律」「論」の三つに分類されます。これらを網羅したものを一切経、または大蔵経といいます。

堂内には約2000冊の経典が収められており、これを一回転させると一切経を全て読経したのと同じご利益があるともいわれています。

⑥聖徳太子堂

聖徳太子は仏教への理解が深く、それに基づき政治を行った事で知られています。

そうした聖徳太子の徳を讃えるため、1992年に法隆寺の夢殿を模して、創建されました。

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⑦釈迦堂(重要文化財)

仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。

お堂は総檜造で、周囲の壁には仏師の松本良山が彫った五百羅漢の浮き彫り、12枚の扉には彫物大工の島村俊表が彫った二十四孝(中国の古典に登場する24人の親孝行の人物)の浮き彫りがあります。

⑧光明堂(重要文化財)

光明堂は釈迦堂が建てられるまで、新勝寺の本堂でした。お堂を建てたのは、照範上人です。1701年にこのお堂が本堂として完成したのを皮切りに、新勝寺が隆盛の時代をむかえます。

江戸中期の密教寺院の貴重な遺構として釈迦堂、三重塔、仁王門、額堂とともに国の重要文化財に指定されています。

堂内には大日如来、愛染明王、不動明王が安置されています。

⑨額堂(重要文化財)

額堂とは、ご信徒から奉納された額や絵馬を掲げておくための建物です。

新勝寺の最初の額堂は、1965年焼失してしまい現在の額堂は2番目の額堂として1861年に建てられていたもので、かつては背面に板壁がありました。

屋根の下や内側に、江戸時代に奉納された絵馬の数々を見ることができます。

七代目市川團十郎の石像も安置されています。

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⑩醫王殿

「醫王(医王)」とは最高の医者という意味で、人々をさまざまな苦しみから救い出す仏様として特に、心と体の病苦を除く薬師如来(薬師瑠璃光如来)を指します。

御本尊の薬師如来は平安後期の定朝様の如来像で、定朝作の平等院鳳凰堂・阿弥陀如来と同じく、穏やかで威厳あるお姿です。

⑪平和大塔

世界平和を祈念し、1984年に建立された平和大塔の高さは58メートルあり、塔の形は多宝塔といいます。弘法大師空海が真言密教の教えと世界観を象徴するものです。

内部は5階建て
1階は写経道場や展示スペース
2階は塔の御本尊である不動明王と四大明王と昭和大曼荼羅などが安置
3・4階はご信徒から奉納された不動明王が安置
最上階の5階は天井がステンドグラスで五智如来が安置

⑫出世稲荷

出世稲荷は佐倉藩主・稲葉正道が宝永年間に寄進したもので、寺院と参詣者の安全と繁栄を見守っています。 出世昇進のほか商売繁盛、開運成就、火伏せの御利益で信仰をあつめています。

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⑬成田山公園

成田山の境内には、参詣者のために自然豊かな公園が整備されています。東京ドーム約3.5個分 (16万5000m²)にも及ぶ広大な公園には、梅・桜・藤・菊・紅葉など四季折々の姿を感じることができます。成田山を訪れたら、ぜひ散策したい見どころ満載のお不動さまの御庭です。

⑭成田山書道美術館

成田山公園の三の池近くに建つ書道美術館は、1992年に開館した書の総合美術館です。中央ホールの吹き抜けでは、高さ約13メートルの原拓「紀泰山銘」を鑑賞できます。6000点を超えるコレクションを所蔵しており書家の作品はもとより、文人・画家・宗教家・政治家・教育者の作品も含まれています。

天平時代から南北朝時代までの古筆や写経、中国の拓本類も充実しています。

⑮薬師堂(旧本堂)

薬師堂は成田駅から新勝寺まで続く参道の途中にあります。1655年に本堂として建てられたもので、新勝寺の数ある建物の中でも最古のお堂になります。

水戸黄門として知られる徳川光圀や初代市川團十郎は、このお堂で御本尊を拝しました。光明堂が本堂として建てられた時に現在の場所に移築され薬師堂と名前を変えました。堂内には薬師三尊が安置されています。 開基1080年祭大開帳の記念事業として境内整備と堂宇の修復が行われ、2013年5月に落慶しました。

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